研究技術交流会は、大学、研究機関、企業等のバイオテクノロジー、バイオビジネスに携わる研究者、技術者の方などを対象に、バイオテクノロジーやビジネスに関する新しい情報を提供し、相互の情報・意見の交換、交流の場として開催するものです。今年度の第2回目は「ニッポンのバイオマス戦略と最新技術」をテーマに講演会を実施しました。
　最近の食品価格高騰でも明らかになったように、再生可能でカーボンニュートラルなバイオマスは環境調和型のエネルギー源として利用が加速しております。しかしながら、バイオマス資源の収集から最終的な利用に至る一連のシステムを具体化するには、コストの問題を含め様々な課題が多く見受けられます。逆にこういった課題解決の分野でのビジネスチャンスは大きな可能性があると考えられ、優れた技術を持つ本県の企業が、実用化段階でバイオマス事業者などと連携して、新たに参入することも期待できる分野でもあります。
　今回のセミナーでは、このようなバイオマスの現状と、国のバイオマス戦略、最新の研究、今後の課題などを紹介し、バイオマスの可能性について考え、新しい研究や事業展開について意見交換する機会として開催することが出来ました。

１．主催等
　　・主催：滋賀バイオ産業推進機構、滋賀県
　　・後援：近畿経済産業局、近畿農政局、ＮＰＯ法人近畿バイオインダストリー振興会議

２．日時・場所
　　・日時：平成１９年(2007年）１０月２５日（木）　14:00〜17:00
　　・場所：長浜ドーム宿泊研修館　会議室（長浜市田村町）

３．プログラム
　

時　間	配分	内　　　　　　容	講師等
14:00 　 〜14:10	10分	挨拶	研究技術交流部会運営委員会 委員長　下西康嗣
14:10 　〜15:00	50分	講演１ 「バイオマスニッポンの実現に向けて」	農林水産省大臣官房 環境バイオマス政策課 バイオ燃料企画官　坂本勝己氏
15:00 　〜15:50	50分	講演２ 「バイオ燃料の現状と将来」	（財）地球環境産業技術研究機構 微生物研究グループ 室長　湯川英明氏
16:00 　〜16:50	50分	講演３ 「バイオマスプラスチックの地域での循環利用 −大学の開発した技術を地域社会に広めるには−」	九州工業大学大学院 生命体工学研究科 教授　白井義人氏
16:50 　〜17:00	10分	閉会	滋賀バイオ産業推進機構 理事長　熊谷英彦

４．参加者　　４０人（会員３３名、非会員７名）　

５．参加費 　講演会　会員：無料 　非会員：３０００円
　　　　　　　　　　　

　
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