滋賀バイオ産業推進機構

平成18年度第３回研究技術交流会
（日本アクアゲノム研究会シンポジウム・「びわ湖環境ビジネスメッセ2006」協賛セミナー）

　研究技術交流会は、大学、研究機関、企業等のバイオテクノロジー、バイオビジネスに携わる研究者、技術者の方などを対象に、バイオテクノロジーやビジネスに関する新しい情報を提供し、相互の情報・意見の交換、交流の場として開催するものです。

　今年度の第２回目は「環境」をテーマに、琵琶湖をはじめとする淡水魚貝類の遺伝子の解析研究と、バイオテクノロジーを生かした水産資源や環境・生態系保全への取り組みの可能性・あり方をテーマに開催しました。

　なお今回は、日本アクアゲノム研究会と協力し、同研究会シンポジウムおよび「びわ湖環境ビジネスメッセ2006」の同時開催セミナーとして開催しました。

○　第１部（10月26日(木曜日）午前）：「淡水魚貝類の遺伝子解析」

時間	配分	演題	講演者	所属等
10:00 - 10:10	10分	挨拶	清水信義	慶應義塾大学医学部教授（ＳＢＯ理事、日本アクアゲノム研究会理事長）
10:00 - 10:10	10分	挨拶	下西康嗣	長浜バイオ大学学長（ＳＢＯ理事、研究技術交流部会運営委員長）
10:10 - 10:40	30分	シジミの雄性発生の話	古丸　明	三重大学生物資源学部教授
10:40 - 11:05	25分	びわ湖水系のイワナの起源と保全管理	亀甲武志	滋賀県琵琶湖環境部自然環境保全課主任技師
11:05 - 11:30	25分	野性型コイの遺伝的簡易識別法の開発－保全に向けて	馬渕浩司	東京大学海洋研究所助手
11:30 - 11:55	25分	ビワマスとサツキマス（アマゴ）における交雑の可能性	桑原雅之	滋賀県立琵琶湖博物館専門学芸員

座長：大竹英樹　獨協医科大学助教授

○　昼食・休憩、びわ湖環境ビジネスメッセ2006見学

時間	配分	内容	場所
11:15 - 13:30	95分	休憩、昼食びわ湖環境ビジネスメッセ2006見学	長浜バイオ大学１階食堂　長浜ドーム

○　第２部（10月26日(木曜日）午後）：「アクアゲノム研究と水産資源・環境の保全」（一般公開）
（びわ湖環境ビジネスメッセ2006同時開催セミナー）

時間	配分	演題	講演者	所属等
13:30-13:40	10分	挨拶	熊谷英彦	石川県立大学教授（ＳＢＯ理事長）
13:40-14:10	30分	アクアゲノム研究：メダカから学ぶ水産業と医療	清水信義	慶應義塾大学医学部教授
14:10-14:30	20分	琵琶湖の外来魚問題の経緯と現状：滋賀県による取り組みと遺伝的分析で判った大規模侵入	中井克樹	滋賀県立琵琶湖博物館主任学芸員
14:30-14:50	20分	ミトコンドリアDNAから見た日本・韓国産ブルーギルの起源と分散	河村功一	三重大学生物資源学部助教授
14:50-15:00	10分	休憩
15:00-15:20	20分	ニゴロブナの遺伝的多様性の評価－「責任ある栽培漁業」のために	磯田能年	滋賀県水産試験場技師
15:20-15:40	20分	発生工学技術によるびわ湖の希少有用魚類の保存	小林　徹	近畿大学農学部助教授
15:40-16:00	20分	森が、川、湖、海を育む仕組み	豊原治彦	京都大学大学院農学研究科助教授
16:00-16:20	20分	総括	清水信義熊谷英彦大竹英樹	慶應義塾大学医学部教授石川県立大学教授獨協医科大学助教授
16:20-16:30	10分	挨拶	山中　治	滋賀県水産試験場長

座長：大竹英樹　獨協医科大学助教授

○　視察（10月27日（金曜日））

時間	場所
10:30-12:00	滋賀県立醒井（さめがい）養鱒場