科学技術理解促進のためのシンポジウム(滋賀バイオ産業推進機構県民シンポジウム)
「バイオでわかる伝統食品と健康」開催結果の概要
1.趣旨
私たちは、生活のあらゆる場面でさまざまな科学技術の恩恵を受けて暮らしています。しかしそれに気づくことも少なく内容を知る機会もなかなかありません。
こうした科学技術の中で、近年進歩が著しいバイオテクノロジーは、食料、健康、環境、エネルギーなどさまざまな分野に利用され、将来の私たちの生活に不可欠な技術として期待されています。
そこで、このシンポジウムでは、琵琶湖のつくだ煮をはじめとする伝統食品の持つすばらしさの再発見を入り口に、バイオテクノロジーを活かした機能性食品の開発の取り組みなど「食」と「健康」をめぐる事例を4人の講師に講演いただきました。その後、パネルディスカッションを行い、伝統食品を題材に私たちの暮らしとバイオテクノロジーとの関わり、その活用の可能性などについてフロアーの方々と議論しながら考えました。
2.主催等
- 主催: 滋賀県、滋賀バイオ産業推進機構
- 後援: 近畿経済産業局、NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議
3.日時・場所
- 日時: 平成18年 (2006 年) 11月18日(土曜日) 13:00〜16:20
- 場所: コラボしが21 3階 大会議室(大津市打出浜2−1)
4.プログラム
時間
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配分
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プログラム
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講師等
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13:00 - 13:05 |
5分 |
挨拶 |
滋賀県商工観光労働部長
河本光明
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13:05 - 13:15 |
10分 |
「シンポジウムのテーマについて」 |
(財)サントリー生物有機科学研究所副理事長
(滋賀バイオ産業推進機構普及啓発部会運営 委員長)
田中隆治氏
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13:15 - 13:55 |
40分 |
基調講演
「伝統食品とバイオテクノロジー:その健康とのかかわりを考える」
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東京農業大学教授
元東京大学教授
荒井綜一氏
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13:55 - 14:25 |
30分 |
講演1
「湖魚のつくだ煮の多様性とその栄養」
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滋賀女子短期大学教授
小島朝子氏
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14:25 - 14:35 |
10分 |
休憩 |
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14:35 - 15:05 |
30分 |
講演2
「医食同源−チキンエッセンスの魅力−」
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サントリー(株)健康科学研究所
所長 木曽良信氏
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15:05 - 15:35 |
30分 |
講演3
「大豆から食品素材、健康素材へ」
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不二製油(株)フードサイエンス研究所 栄養健康室
室長 高松清治氏
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15:40 - 16:20 |
40分 |
パネルディスカッション
(質疑応答および総括)
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コーディネーター
(財)サントリー生物有機科学研究所 副理事長
田中隆治氏
パネラー
講師全員
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5.参加者数
89人
6.参加費
無料
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